マアディードにあるベニ・ハンマドの城塞遺跡博物館は、ハンマード朝の旧都に由来する遺物や装飾部材を保存しています。宮殿の豊かさを形づくっていた素材、形、細部に触れることで、遺跡の見学をより深めることができます。
発掘から博物館へ
1995年11月1日に開館した博物館は、リュシアン・ゴルヴァンやラシッド・ブルイバによる発掘調査の出土品などを保護しています。城塞から出土した品々の一部はコンスタンティーヌやセティフの博物館に移されており、現地に残った文化遺産を保存し、その価値を伝えるために遺跡博物館が設立されました。
建物は博物館になるまで、織物センター、学校、スーク・エル・フェラの店舗、倉庫と、いくつもの用途に使われてきました。2001年に始まった改修では、展示室と展示構成が見直されました。アーチ、回廊、正面の装飾はハンマード朝の建築に着想を得ていますが、こうした現代の整備による建物を、保存された中世の宮殿と取り違えないことが大切です。
陶器、化粧漆喰、建築
コレクションの中心は陶器類です。ランプ、装飾のある陶片、床や壁の被覆材、透かし格子、ムカルナス装飾の部材などがあります。彫刻や彩色を施した化粧漆喰には、花の文様や文字による装飾が見られます。マナール宮殿の西中庭にあった礼拝室の複製は、断片だけでは思い描きにくい装飾の全体像を理解する助けになります。
展示には、柱、柱頭、水盤、井戸枠、石碑といった彫刻のある石材や大理石のほか、貨幣、青銅製の分銅、護符、鉛製の水道管も含まれます。これらの資料を通して、大規模建築の装飾と都市の日常的な営みを合わせて見ることができます。見学を楽しむには、一つの素材や文様に注目し、そこから、出土品のいくつかが見つかったマナール宮殿やバハル宮殿とのつながりを探ってみるとよいでしょう。
所在地と訪問に役立つ情報
- 都市・地域
- マアディド
- 資料で確認されている所在地
- ムシラ県、マアディド市
来館者受付の正確な住所は、別途確認が必要です。
参照した資料では、施設に直接つながる電話番号を確認できませんでした。
訪問の準備
掲載したリンクや情報源は事前調査に役立ちますが、来館案内や予約の窓口として確認されたものではありません。訪問前に、入口の場所と見学条件を現地に確認してください。












